2009年10月21日水曜日

俺、ダブラー

『達人のサイエンス』(ジョージ・レナード著 日本教文社)を読んだ。この本を書店で手にとってパラパラめくっていておもしろそうだと思ったのが、マスタリー(習熟の道)を妨げる3つのタイプという分類がとても面白かったから。転載してたほかのサイトからコピペします(笑)

ダブラー(ミーハー型。心があちこち移ろいやすいタイプ)
 1. 冒険家である。
 2. 新しいものに敏感だ。
 3. 新しく始めたことが上達するとすぐ有頂天になる。
 4. 新しい仕事仲間が好きだ。
 5. 仕事や習い事が自分に向いていないんじゃないかと思うことがよくある。
 6. プラトーに至ると、自分を正当化してすぐに諦めるが、
   また初期の上達の快感を味わいたくて、新しい熱中先を探す。

オブセッシブ(せっかち型。考え方が偏狭でゆとりのないタイプ)
 1. 現実主義である。
 2. 結果を重視する。
 3. 早く成果を上げるための近道を探す。
 4. 気分が高揚する音楽や話が好きだ。
 5. 恋人とけんか別れしたかと思うと熱烈によりを戻したりする。
 6. プラトーに至ると、凄まじい努力をして乗り越えるが、
   また次のプラトーに至ると、深く傷ついてやめてしまう。

ハッカー(のらりくらり型。意気地がなく熱心さに欠けるタイプ)
 1. 仕事は文句を言われない程度に済ませる。
 2. 結婚は、外部の世界からの楽な避難場所である。
 3. 仲間と楽しく過ごすことができればそれでいい。
 4. 仕事はなるべく時間通りか少し早めに退社する。
 5. 仕事中におしゃべりするのが好きだ。
 6. 上達のコツを一旦飲み込むと、プラトーに長くとどまっても不満に思わないが、

   現状に満足し、そこから何も学ぼうとしない 

まあ、誰もがいずれかのパターンを見て「お前は俺か!」と思わざるを得ないと思う。実際にはこれらの複合であったり、その対象によっては別のタイプであったりするということだが、多くの人間がマスタリーを妨げる要素を満載しながら生きていることに違いはなさそうだ。

ちなみにプラトー(高原の意)というのは学習曲線における停滞期のことで、学習の過程では必ず起こるものらしい。この時期の対処の仕方で成長の度合いがまったく変わってくるということだ。

しかし、このプラトーというのは成長に必須の要素ということではなく、人間の持つ恒常性が見せる成長(変化)に対する抵抗なのだとか。変化の質を問わずに、ただ常態を維持しようとする力(ホメオスタシス)となるととても厄介だ。上達や成長をも拒むのだから。

これは自分を含む多くの人間に見ることができる性質でもある。同じ道、同じ店、同じ席、同じメニュー、常態(それが心地よいものであれ不快なものであれ)をとにかく維持しようとする、変化に抵抗する振舞いというのはそこここで実際に見聞きする。アンノウンフレッシュが目の前にありながら、いつもと同じ選択をほぼ無自覚にするというのはこのホメオスタシスのせいなのだ。(この項続く)

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