2012年7月18日水曜日

ある七光り

「ヘルタースケルター」蜷川実花
この映画を見た帰りにサマンサ・タバサでバッグを買ったという瀧波ユカリのツイートを見たけど、「私の中の女子」が刺激されたっていうお客さんは結構いるみたいで、それって「ヘルタースケルター」としては失敗だったんじゃないのってことなんですよ。

だって「資本主義の狂騒の中心でむなしさを叫ぶ」みたいなテーマなわけでしょ、本来。だから女子力を喚起して購買に走らせるっていうのは、それはそれですごいとして、やっぱり失敗だったと思うんだよね。ティーン向けファッション誌とか読んでた子が「ああ、なんかもうカワイイとかどうでもいいわ」って映画館出たその足で出家させるくらいじゃないとダメでしょう。個人的にはこの手のセンスに刺激されるようなパートは自分の中にはまったくなかった。そもそも映画として出来がよくないし見てて楽しくないし、いろんなケチの付け方ができると思うけど、これくらいにしておきます。

ただ、これを見て岡崎京子の「リバーズ・エッジ」だけはこいつにはやらせまいと強く思いました。僕が今年中に脚本を書きます。誰であろうとあのポエジーを踏みにじっていい人などいないからね。

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