2012年7月2日月曜日

もしもシリーズ。もしも溝口が現代パリで怪談を撮ったら

「愛の残像」フィリップ・ガレル
映画自体はめっぽう面白かったんですが、上映状態に大いに不満がありました。上映始まってから気づいたのですが、デジタル上映でした(@イメージフォーラム)。名カメラマンとして知られるウィリアム・ルプシャンスキーのモノクロ撮影ですから、それは美しい「フィルム」だと思うのですが、デジタルでは粗さが目立ち、とてもじゃないけど美しいとは言えない仕上がりになっていました。

シャブロルの「石の微笑」に出てたローラ・スメがヒロインを演じているのですが、彼女のフランス人的な恋愛イラチっぷりが前面に出ててよかったですね。愛に生きる男と女っていうのはどちらかといえば古典的なフランス映画のテーマだと思うんですが、後半の「怪談」っぷりがこの映画をフレッシュに見せてくれていると思います。ガレル版「雨月物語」と言っていいんじゃないかと思います。新作ですけどすでに古典的名作です。

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