2012年6月13日水曜日

波乗れないジョニー

「ダーク・シャドウ」ティム・バートン
なんか色々まずかったと思います。カメラのブリュノ・デルボネルは「アメリ」とかソクーロフの「ファウスト」とかけれんみのある映像づくりは得意なはずなんだけど、何かこの映画では空っぽな安っぽい画面になってましたね。

200年前のバンパイア化した名家の長男が現代に甦ってお家再建っていくらでも面白くなりそうな話なのに脚本もまとまってなかった。画面のテイストもプロットも終始散漫だったね。

個人的にイヤだったのはきれいなものとか古くから大事に使ってきた(という設定の)ものを大した意図もなく雑に壊すところ。エヴァ・グリーンとデップのアクロバティックな絡みとかも別に笑えないし(その後の壮絶な賢者タイムを生み出すための仕掛けと言えなくもないけど)、復興した屋敷とか工場を粗末に扱うのも、なんかもう生理的にダメでしたね。

結局、ものだけじゃなくて人の扱いも雑で、ただ金もらって息子を置いていなくなる親父とか何の落とし前もつけてないし、ヴァンプ化したヘレナとか、実は●●だったクロエとか、脈絡なさすぎでバートンにしてはまったく緻密さを欠いてましたね。バートンはあまり興味がないであろうエヴァ・グリーンのオッパイはよかったと思います。

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