2013年4月16日火曜日

チャラン・ポ・ランタンはきっと来てしまう

そもそもミュージシャンのライブに行くという習慣がまったくなかったので他のアーティストやイベントと比べることはできないけど、4月9日新宿ロフトのチャンラン・ポ・ランタンのワンマンライブはすごかったんじゃないだろうか。

2月に川崎でやってた屋外の無料ライブで初めてチャランポ目撃してから近所でやってたラジオの収録で1回見ただけだけど、それは両方とも「唄とアコーディオン」の2人編成で、やっぱりベース、ドラム、テナーサックス、アルトサックス、トランペット、バイオリンが入った編成は聴き応え見応えが全然違う。

この日はヴォーカルももの二十歳の誕生日、さらに三部作のアルバムの三作目の発売日の前日ということで姉の小春(アコーディオン・コーラス・作詞・作曲・編曲・イラスト等々)をはじめとしたメンバーも気合いが入ってたんじゃなかろうか。休みなしで1時間半22曲ノンストップで翌日に発売されたアルバム「ふたえの螺旋」の曲をメインに演奏しまくって、歌いまくってた。

陶然と聴いていただけなので全く批評性のあることは言えないんだけど、感覚的にこの時の「夢の華よ」(アルバム「ただそれだけ」収録
https://itunes.apple.com/jp/album/tada-soredake/id386755086 )のユニゾンとラッパは本当に素晴らしく歌詞の通り「夢の華よ枯れないで」
と思いながら聴いてた。他に印象深かったのは「最期の一錠」「三人の男」「今更惜しくなる」「世界のフルコース」「Oppai Boogie」「ライムライトを浴びて」など。「Oppai Boogie」は小春が書く曲にしては珍しく素直に乗りやすい曲でこれからライブでは定番になりそう。というかなって欲しい。

この日の主役は二十歳を迎えたヴォーカルのももだったんだけど、僕はチャランポを知って以来、小春に比べてももを軽視していた部分があった。でもライブでの表現力を目の当たりにして考えを改めざるを得なかった。曲の世界観を構築してる演出家はもちろん小春なんだけど、ももの透明性(アーティストとしての自我の希薄さ)がある種の巫女的な役割を果たしているということに気づいた。このまま行けるのか、いつまでもこのまま行くのがいいことなのかはわからないけど、とにかくこの時の二人の関係性、ももの自我のあり方というのも含めてこの時しか聴けない音だったんだと思う。そういうのも含めてライブの一回性という怪物に今更のように打ちのめされたのです。何か悔しいけどキャッチーなところがあるからこの二人は結構すぐ売れちゃうと思う。

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