2012年12月31日月曜日

2012年ベスト10

今年は前半で50本越えてたのに後半仕事忙しすぎて全然みらんなかった。でも間違いなく今年は当たり年で、何見ても面白かった。政治抜きで面白かったもの、突き刺さったもの10本を選びました。

10位 「恋のロンドン狂騒曲」ウッディ・アレン
素直に「ミッドナイト・イン・パリ」でもよかったんですけど、こっちの方がなんか生々しくて好きなんだもん。ファンタジーよりもリアリズムの方がアレン氏の資質に合ってると思うしね。

9位 「哀しき獣」ナ・ホンジン
牛骨がよかったよね。三池がやったらギャグになるけど、ギリギリリアルなんだよね。北朝鮮という国の幻想がそれを可能にしてくれてる。暴力の質が違う。

8位 「Documentary of AKB48 少女たちは傷つきながら夢を見る」高橋栄樹
衝撃的に面白かったし、AKBリテラシーが一気に上がるという意味で素晴らしいドキュメンタリー映画だったと思う。僕はこの映画を見てからあっちゃんが大好きになったし、今後もフォローし続けていくと思う。

7位 「高地戦」チャン・フン
今年は戦争映画ってあまりなかった気がするけど、これは群を抜いていましたね。あの兵士たちの顔が忘れられないっていう時点で映画としては勝ちなんだと思います。

6位 「戦火の馬」スティーブン・スピルバーグ
何か食指が動かないという程度の理由でスピルバーグの新作をスルーしてはいけないと肝に銘じました。紛うごとなきスピルバーグの烙印を押された傑作でした。あ、戦火の馬も戦争映画ですね。第1次対戦の塹壕描写が素晴らしい。

5位 「愛の残像」フィリップ・ガレル
ローラ・スメの幽霊。現代版「雨月物語」。キャロリーヌ・シャンプティエのモノクロ映像を是非フィルムで見たかった。

4位 「サニー」カン・ヒョンチョル
涙腺刺激映画。「巧さ」が先に立ってるんだけど、ベタにそれをやり切ってるからメタな視点に立たせてもらえないんだよね。泣きっぱなしの90分。DVD買っちゃいました。

3位 「ライク・サムワン・イン・ラブ」アッバス・キアロスタミ
参りましたっていうほかないんだわな。面白いとかつまらないっていう批評の対象にはならないのよ。もうここまできたら映画って言えないのかもしれない。映画というジャンルの極限を目指してるよね。

2位 「スープ」大塚祐吉
すごい熱量で興奮してスープ、スープ言いまくってて、何人か見てもらったんだけど、見た人は大絶賛してくれた。もう冷めちゃったけど。スープだけに……。後半の学園パートの素晴らしさは「桐島」全編をゆうに超えていたことは言っておかないといけないでしょう。

1位 「カリフォルニア・ドールズ」ロバート・アルドリッチ
新作とか旧作とかどうでもいい。もうこれが1番面白かったでしょ。フィルムの端から端まで映画でできてるんだよ。陸橋に差し掛かるロードワークのワンカットだけで泣ける。こんな映画今ないよね。

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