ウェブを中心にインタラクティブなんてことがいわれるようになって久しいが、おぼろげに双方向性などと訳されたりするこの語に対する違和感っていうのが今さらながらわかった気がした。
映画でも音楽でも小説でも雑誌でもニュースでも料理でも、「作り手がつくって、受け手が見る(読む、聞く、味わう)」でとりあえずのコミュニケーションは達成されてないか、っていうことなんです。この場合の「見る」に代表される受け手の行為はInter-actionとは言えませんかっていうこと。
彼や彼女が「面白かった」とか「つまらなかった」とか「おいしかった」とか「感動した」という「感想を伝える」(ボタンを押す)ことがどれほど大事なのかと思うわけです。「それ」以上のことを期待するところに、この概念の誤謬があって、両者の関係を必要以上に複雑なものに、そして往々にして、不幸なものにしているのではないかと感じている次第です。
というようなことを「インタラクティブ」を連発する上司に伝えたかったんですが、その発話の受け手として、私がその場にいて、苦渋に満ちた面持ちで静かにそれを聞いていたということをもってインタラクションに替えさせていただきました。
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